ベットに入り、子供といつもの様に少し話をする
息子はこう言った
ー未来のことを考えると色々な事が不安なんだとー
そんな息子に私はこんな話をしたのです
ーあのね…、正体は分からないんだけど
ママは、その存在をいつも天使かなんかだと思っているんだよ
ーママは、ひとりでママをしているけどね
なんでだろう、いつもひとりじゃない気がしていてね
もうダメだ、もうおしまいだって思った時はその天使みたいな存在が助けてくれるんだよ
ー何度、助けられたかな…今まで、その天使みたいな存在がここまで連れて来てくれてね
ママは、その存在に向けて
どこに言えばいいのか分からないんだけど
いつも、ありがとうって言うんだよ
ー未来はね、悪いことしか起こらない訳じゃないんだよ
良い事だって、待っていなくても来るんだよ
だから、大丈夫
ママの天使はね、君を守りたくてついているんだからーと
天使からの贈り物
最近、また天使からの贈り物を受け取った
そう言えば、少し前も天使からの贈り物を受け取ったところだった
だからだろう、私はこの天使の贈り物の正体をついに暴いてしまったのだ
最近、ひょうんなことから縁が出来た人がこう言った
ーそれも、愛だよ。愛があるならいいじゃんと
外側から見ると子煩悩に見えるらしい私
本当のところは、不器用ながらひとりで家庭を守り
自分の人生の悪い影響を子供に与えたくない一心で必死なだけなのだ
それを、子煩悩だとか、しっかりしているとか錯覚させてしまうらしい
実際のところはボロボロで
そんな事に必死になってもがいていた私に
出会ったばかりの彼女は意図する事なく、毛羽だった心を綺麗に撫でて行った
持ちつ持たれつ、距離感がちょうど良く
何に向きう時もポジティブ
そんな彼女には、随分と人の汚れた所ばかりを目にして来た私も安心して息子を任している自分に気付いたのだ
過去の傷の影響を息子に引き継がせたくない
そう思っていても、実際は見えない道を作るように
体験した事のない物を取り入れて行くと言うこと
だから、本当のところはどうしていいのかも分からずに右往左往しながら翻弄されていたのだけど
どうやら天使に願いは届いたらしい
不思議な彼女に出会い
私は、愛ある人とは何かを
そして、心を治した先にある物を初めて知ったのだ
不思議とこれまで真っ暗で見えなかった未来が見えた気がして
ああ…、そうだったんだと
自分の心からの本当の願いに気づく
そう言えば、天使の贈り物は私の願いに沿って送られてきていたのだと
そうして、少しづつでも私は見えなかった道をここまで作って来れた
天使と天使の連れてくる奇跡のような贈り物の先の未来で
贈り物の受け取り方
天使の贈り物は受け取り方があるので、内緒で少しだけ…
これを私は人生変える魔法だと思っている
もしかしたら、届いているだけで
贈り物だと思わずに、見過ごしてしまっているかもしれないから
きっと、それは奇跡だと思えば奇跡かもしれない
でも、静かに深く感じてみなければ分からないのかもしれない
私の天使からの贈り物は、家に住み着いたでかく図太いねずみだった時もあったし
もしも、今の私が息子の人生を良い方向に導きたいと心から思っていなければ
彼女との出会いを普通の何気ない出来事だと片付けてしまっていたと思うから
実際に、彼女とは何度か話す機会はあったはずなのに
そうならなかったように
それにもしもキラキラした彼女に私がエゴと言うメガネで物事を捉えていたら
きっとこの贈り物は受け取る事ができなかったのだと思う
だからね、魔法を受け取るコツは
探究心を持つこと
もしも、エゴを壊せる物があるとしたら
それは探究心と成長欲求だと思うから
全ての出来事をエゴを通して見てしまうと、随分と捉え方が変わってしまう物
それは、どんな出来事も
だから、心からの願いは探究心を生むのだし
エゴよりも探究心が優った時にだけエゴと言う熱い壁を壊す事が出来る
妄想の中で肥大させた自己を選ぶか、エゴを捨てた先の探究を選ぶか
それは自分自身で選択できること
成長してもっと良い自分になりたいと思えばどんな出来事も学びに変わる
これは、私がエッセイを書き始めて心から思うこと
全ては、何かの材料になるのだ
際限なく欲しがる心を捨てて
本当に欲しい物に目を向ける
欲ではなく、心から愛のある願いをしている時にだけ
人は天使からの贈り物に気付けるのだ
つまりは、
親の願いは、我が子にただただ幸せになってほしいと言う事だけ
天使は愛が好きみたい
これは、私が最近知ったこと
贈り物に感謝して
私は、どこかに向かって今日もありがとうと囁いている
人生の魔法はいつだって側にある
天使はいつも側に居る
その事に気付く心を持つ事が出来れば
akaiki×shiroimi
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