絵を描くお仕事とは、様々な物があり
絵を描くお仕事の中でも、それぞれの得意分野があり適材適所と言う物があるのだと思っています
そして自身も現在、絵を描くお仕事をする中で
今後の自分の適切な仕事の仕方を、今もこれまでもあぐね続けここまで来ました
そして、ここに来て突然ですが不意やってみようと思い自身の向かう方向性を少し変えてみたところ
それは、2つのうちどちらかの道を選んだり
今いる軌道を変えるとかでは無く、とりあえず今いる道を歩きながらできる事をして少しづつそれて行く
そんな岐路に現在、立った所だと思っています
ずっと、胸の中にあった本当のやりたい事
絵本作家になる事

それは、今よりずっと長旅になるかもしれないと思うのですが
なんとなく、そろそろシフトして行くべきなのではないかとそう感じたので
ーとりあえず、やってみようーと思い試作品を作ってみたのです
タイミングは自然に
きっかけは、自身のイラストのお仕事が忙しかった事がきっかけに
忙しいからこそ、細切れの時間の中で
より新鮮な気持ちでオリジナルの絵と向き合いたいと思ったところから
なんとなく絵本の装画の練習などをしてみたらこれがかなり楽しかったと言うのがきっかけになりました

4つのイラストを描き終えた時に、不意にこの絵本を書いたとしたらどんな絵本になるだろう?と思い
「ねぇ、“にげろきゅうり“ってどんなお話だと思う?」なんて息子に聞いてみたりして過ごしている中で一つの物語が出来ました
今は3ページまでですが、描いたものを少しお見せ出来ればと思い載せてみる事に…
感想などいただけるととても嬉しいです
おはよう、おつきさま
ー絵本〈おはよう、おつきさま〉のはじまりはじまりー
おつきさまは ないていました
わたしのせかいは まっくらやみだと
ほしたちは またたいて
おつきさまのなみだを ぬぐいましたが
おつきさまの なみだはかれるようすはありません

おつきさまの となりにいたほしたちも
かなしくなって なみだが止まりません
おつきさまのめから ほしたちのめから
キラキラなみだが ほろりほろり

キラキラとおちるなみだを
われこそさきにと やみよのどろぼうたちが
りょううでいっぱいにかかえて ぬすんでいきます

なみだは とても大切なもの
なみだは とても価値のあるもの
ーENDー

現時点では、ここまで
意外にも、とても良い作品ができたこともあって
SNSにアップしていたましたが、本格的に公募に出すのか
もしくは、絵本を発表出来る場を持つかを現在は考えている所です
まだ、この先の物語のつなぎのストーリーができていない事もあり
少し、熟成させる事に…
とは言え、自身の性質上
面白いひらめきには逆らえないと言う性質があるので
脱線が数年単位になる可能性もなきにしもあらず…
それでも、いつか皆さんのお目にかかれる日が来るといいなぁ…
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絵本とアカイキ、シロイミ
最後に、絵本と私筆者の繋がりの物語なんかを少しお話ししたいと思うのですが
私の人生は、絵本とは縁の深い人生だったと思っていて
私にとって絵本や児童書とは、親の様な存在だと思っています
と言うのも、私自身の風変わりな生い立ちもあり
世の中とは何かを教えてくれたのは絵本や本だと思っているからです
幼少期は、実の家族より絵本の世界に浸る時間の方が私にとっては色濃い現実だったので
随分と長い間、本の中の主人公が持つ不幸と引き換えに手に入れる不思議な世界への招待状なんかを松葉杖にして
夢の中を漂う様に生きて来ました
それは、簡単に言えば現実逃避なのかもしれませんが
自分の部屋を、好きな物で埋め尽くす様な
自分だけの世界を作ると言う言葉に言い換えたなら、今でも価値のある経験だったとそう思えます

トーベ・ヤンソンに、リンドグレーン…
ターシャに、ビアトリクス・ポター
当時の私の世界を彩ってくれた憧れの人々の背中を思い馳せ追う事が私の生きがいとなっています
木製の古びた椅子に座り、シワの刻まれた手で物書きをする
そんな、何十年後かの私の年老いた姿を
彼女たちのお陰でビジョンとして未来のフラッグになっている事が
私の救いであり、私を突き動かし続ける原動力になっています
絵本とは私の親であり私の原点であり、私の未来
いつか、一冊描き終えた時にはどんな気持ちが胸を伝っていくのだろう?
そんな風に思いながら、スタートラインに立って見ようとそう思ったところです
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