闇の中で読む、1ページ絵本

言葉箱

小さな悩み、大きな悩み

かすり傷に、大きな傷

人生と言う道を歩くには、傷はつきものです

道を間違えて、転んで、迷子になって、誰かとぶつかって…

大人だからと泣く事もできずに、痛みと決別する為の出口さえ分からなくて

抱えたまま歩いたり

時には、誰かに八つ当たりしたり、愛を求めたり

人生のどんなシーンも、愛せたらいいのにとため息を漏らしながら毎日を生きる

そんな闇の中にいる人に、私自身の闇の体験から拾って来た言葉達を1ページの絵本にしてみました

当ブログから、皆さんの胸に一輪の花としてお土産にしてくださると嬉しいです

是非、読んでいってください

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水槽の中

無口な時間

何を問いかけても返事はなくて

何かに向かって言葉を飛ばすのも嫌になって

水槽の中は、いつも小さな虫の声が響いている

かわいそう?…そうかもね

誰も知らないことを教えてあげよう

ここでは、思っているよりも急ぎ足で全てが進んで行くのよ

どこにいても

どんな場所でも

人生を止めることは出来ないのよ

私自身、孤独で暗くて寒々しい出口のない空間の中に閉じ込められたかの様な時間を過ごして来た事があります

金魚鉢から出られない金魚の様に、もう二度とこの時間が永遠と続くのではないか?と思い絶望したの覚えています

孤独な自分が後ろ指を刺されている様な気になって、惨めで苦しくて…

それでも、どんな場所でも道は見つかる物です

自然の中に行き、もっと孤独になり

誰もいない場所で、心の訴えを聞いていれば自ずと答えは見えてきます

立ち止まる事、心の奥深くに潜っていく事でどんなに急足で進むよりも人生を進めて行く事ができるのだと知ったのです

泣いてもしょうがない

靴の中に入れて歩いている

この前は、ポッケに入れておいたから

洗濯と一緒にどこかに行ったはずだよ

今日は帽子の中にも入れられるから道に迷っても平気だよ

ーひとまず、泣きなさいー

とタビビトノキは言うけれど

迷子なんて怖くない

ほらまた、今日もポケットにしまい込めばいい

ー泣かないと何もはじまらないじゃないー

タビビトノキは何も分かっていない

私はだいじょうぶ

“泣いてもしょうがない“

いつからか、この言葉が私の頭の中で度々、響いてくる様になって私はこの文章を作りました

セットで頭の中に流れて来たのはタビビトノキの言葉

ー泣かないと、何もはじまらないじゃないーと言う言葉でした

たくさん溜め込んだ涙を、いつかその手から離さなければ

それは違う形になり、あなたの元にやってきます

まずは泣く事、泣いたら空っぽになった心の底に何かを見つける事が出来るかもしれないから

おしまい

今日のお日さまとはこれでお別れ

お日さまは、においだけ残して明日に旅に出た

夜になれば、お日さまのにおいも消えて行く

泣かなくてもいい

笑わなくてもいい

この時間に、いつまでもいたいのに

本当の幸せな時間と言うのは、もしかしたら泣かなくてもいい笑わなくてもいい時間なのかもしれない

それは夕方の様な、暗くも明るすぎる事もない

しっとりとした時間の様なものかもしれません

お別れの前はいつも、太陽と月が同時に出てくる様な物

眩しくて仕方なくて、そこには深い深い影が差し込んできます

決して戻らない時間の中で、未来さえも無い、過去と未来の狭間

その時間にこそ、本当に大切な物が見えるのかも知れません

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最後に

私自身はイラストレーターとして活動していますが、いつかは絵本作家になりたいと言う夢を抱えています

今回は、日々

描き溜めているイラストに、ストーリーを付け加え大人向けの1ページ絵本にして見ました

こちらのイラストは自身のNFTアート販売ページにて販売しております

akaiki*shiroimiのNFT | Adam byGMO
akaiki*shiroimi - 初めまして 当ページをご覧頂きましてありがとうございます イラストレーターと個人ブログの運営をしております akaiki*shiroimi(アカイキ、シロイミ)と申します イラストレーターとしては依頼を受けての主にはウェブ素材のイラスト作成とイラストACでのイラスト素材の販売を ...

心の闇の中で迷子になった時に、この絵本をまた読みに来て欲しいと思います

少しでも、皆さんの心の灯火になりますように

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